アウシュヴィッツ強制収容所
アウシュヴィッツ強制収容所が解放されてから、2020年1月末で75年が経った。
この半セム主義が生んだ歴史上の大虐殺や差別は、今も多くのドイツ人たちの中で恥ずべき対象となっている。
そのため、戦後ドイツは移民政策にも積極的で外国人を受け入れることにたいしては非常にオープンだった。
その風向きは今変わろうとしている。
2013年に創立されたAfD(ドイツのための選択肢)という現在の移民政策に反対している政党が勢力を増している。そして、ネオナチと呼ばれる集団も声が大きくなってきている。
そんな潮流の中で、歴史的な出来事があった日に、改めて差別意識を見直すことが必要なんじゃないだろうか。
好き嫌いは誰にだってあるし、必要に応じて区別することもあるだろう。でも、何かの折に本当に人種差別意識を持っていないか見直してほしい。
アジアンの友人たちからは、日本で差別にあった話を聞く。逆に、アングロサクソンやじゃーまんさんたちゲルマン民族からは、ほとんど聞かない。聞いたとしても、「外人」と言われたとかくらいだ。笑
アジアンは、家を貸してもらえなかったり、職場でバカにされたりという結構切実な話を聞く。
ヨーロッパにいると、日本人も差別されることがある。電車の中で「なんでドイツにるんだ?」と聞かれたり、「国に帰るべきだーアジアがーー」的なことを言われたり。
でも、毎回周りにいた人々が「そんなことないよ」とか「気にすんな」とか言ってくれた。
やっぱりね、嫌なことをいう人も優しい言葉をかけてくれる人もいる。
でも、根底にある差別意識って、私たちもなかなかなくせるものじゃないし、いいことを言っていても実際にはどのように思っているか分からない。
まぁ、ワタシはイエローと言われようが、アジアンと言われようが気にしないけど。それがワタシのアイデンティティーであって、別に言葉にされても気にならないから。言葉に過敏に反応するよりも、結局意識や感覚レベルで他の人種と隔たりをなくしていくことのほうがずっと本質的で大事だと思う。
2020年という新しい年も始まった訳だし、色々なことに目を向けて考えるのにいい機会だ🎵
そんな風に思っていたら、令和2年の1月目がもう終わってしまう•••
↑冬のランド山
※じゃーまんさん対策で写真を貼っておく。
(じゃーまんさんは、もっと写真がほしいらしい。笑)