ドイツの大学
今のドイツは、外国人比率が人口の10%を超えている。大学も同じで外国籍の学生の比率は2017/2018年で13.2%だったそうだ。
そんなわけで、本日はドイツの大学について。
🎓ドイツの大学
専攻
ドイツで一番人気の専攻は、BWLと呼ばれる経営学。
24万人を超える学生が専攻している。
そして、2番目は、私の専攻でもあったRechtswissenschaft(法律学)である。
約11万人が専攻している。
1位と2位でダブルスコアになるほどの差があるのは、さっき統計を見るまで私も知らなかった(笑)
それ以降は、ITとか医学部が人気がある。(医学部は人気があってもなかなかはいれないのだが•••)
学費
これは、連邦制をとっているドイツでは州によって異なる。ただし、今のところ、ほとんどの州で無料だ。
外国人である私もドイツで修士(LLM)を取得したのだが、大学の学費は無料だった。ドイツの教育は、やる気があれば門戸が開かれているので、入りやすい。ただ卒業は、日本の大学の100倍は勉強しなければならないことは先に書いておこう!
校舎
モダンな建物もあるが、お城だったり、歴史的な建物の中にもキャンパスがあったりする。
参考までに、母校•••
とてもカッコいいので、ハリーポッターの世界に浸れる。
Münster University
Würzburg University
授業
日本に比べて、コマが少ない。
最初の学期は必修とかもあるので、週に6コマくらい。
最後の学期ともなると、2~3コマだったりする。だから、授業はそんなに多くない。でも、その分、予習と復習をしないと終わる。。。
私は、大学を卒業できなかった寮の仲間たちをたくさん見てきた。ドイツでは、みんな自由だけど、自分でスケジュールを管理したり、節制したり、自分を試されている気がした。決まったレールみたいなものはあまりないので、自由度が高く何でも出来るけれど、自分で動かないといけない。
学食
ここで書きたいことは、3つ。
- ベジタリアンメニューが必ずある。
- じゃがいも愛がハンパない。(フライドポテト、ゆでたポテト、焼いたポテト等々から選択可能)
- 量は、日本の2倍。
1は、日本だと珍しいが、ヨーロッパでは普通である。けっこうベジタリアン、乳製品とかも口にしないヴィーガンも結構いる。
2は、じゃがいも王国なのだ。スーパーにいけば、茹でる用のじゃがいも、焼く用のじゃがいも、、、、、ありとあらゆるじゃがいもが手に入る。そして、すごく安い。1キロで1ユーロ(120円くらい)しない。そんなじゃがいもたちは、マッシュポテトやらフライドポテトやらに加工され、学食にも並んでいる。日本人にとっての白いごはん的存在なのだろうか。
インターンシップ
多くの学生がインターンシップをする。それはもう本格的に働く。6ヶ月とか1年とか普通である。そのため、給料が出るものもある。
日本のような就活がないので、みんなインターンシップをいくつかしてから、社員として採用されることが多い。
外国人の入学方法
正規入学するには、入学試験&DSHというドイツ語試験に受かる必要がある。
入学試験は、学校によって異なる。
私は日本の大学を出ていたので、その証明だけでLLMコースに入ることができた。
DSHについては、それなりのドイツ語能力が必要となる。
たいてい大学で長い休みや学期中に開講しているドイツ語コース(Deutsch als Fremdsprache)を受講してから、試験を受けることになる。
入学試験を突破し、DSHに受かることが出来れば、晴れて大学入学だ🌸
正規でなければ、外国人は、交換留学で来る人が多い。
EUのERASMUSという制度できている留学生が一番多かったと思う。
私はドイツの学生だったので、ドイツからフランスへこの制度を使って1学期をパリで過ごした。奨学金も少し出るので、ヨーロッパの学生であれば、一度は利用するのがこの留学制度である。
学割
日本と違って本当に学割だ。
美術館や映画館、、、、いろいろなものが半額とかになる。学生の間は、お得に色々楽しめるのである。