ドイツと日本の働き方 ①

 

働き方 ~ドイツ~

 

日本とドイツでは働き方が全然違う•••

 

ドイツの働き方は、日本と同じく8h/日(週40時間)を採用しているので、基本的には8時出社なら17時に退社するような流れである。

 

残業は基本ない。(職種にもよるけど、残業しているのは高収入なバンカーとかくらいなイメージ。)

 

そして、月~金が出勤日ではあるが、金曜日は午前中くらいしか働かない。

午後は同僚とゆったりしたり、帰っちゃったり、様々である。

会社にテーブルサッカーがあるところが多いし、PSおいてあるところもあるので、普通に遊べる。

ドイツ人らしくビール飲み会してることも多い。

 

そんなわけなので、会社の大きなイベント(?)は木曜の夜に開催されることが多い。(金曜はまずないし、あったら顰蹙をかうだろう。)

 

 

週末

 

土日はもちろん休む。(シフト勤務の場合、違ったりすることもあるけど、例外なので。)

 

••••は連邦制をとっているので、土日の対応によって違う。

ワタシが住んでいたバイエルン州、ノルトラインウェストファーレン州、ヘッセン州の3つとも違った。

 

バイエルン州はどちらかというと保守的で、土日は本当に店が開いていない。当時は学生だったので不便を感じなかったが、当時社会人で独身だった男性の話によると平日買い物にいけなくて詰んだことが何度かあったそうだ。

なにせ平日だって18時とか19時に平気で店がしまる。

うっかりすると、買い物できるチャンスを逃す。

こういうときは、ドイツでは駅かガソリンスタンドに行く。スーパーはしまっているが、駅やガソリンスタンドに併設されているKioskやパン屋はあいているからだ。

あとは高くつくけど、レストランで食べるくらいかな。(人件費が高いので、スーパーは日本より安いが、レストランは日本より高い。ついでに、そんなにおいしくない。)

 

ノルトラインウェストファーレン州はドイツでも異色で複数の大都市を州内にかかえている。

ルール工業地帯は聞いたことがあると思うけれど、これも州内の一部の地域だ。

代表的な都市は、ドイツの中に4つしかない100万人超の都市であるケルン、旧西ドイツの首都だったボン、日本人が5000人以上住んでいるデュッセルドルフ、香川選手が活躍していたドルトムントなどである。

そのせいもあってか、こちらは店の営業時間が長い。夜も20時や21時まで開いているところもある。土曜日も店がやっている。バイエルン州から引っ越してきたワタシには非常にありがたかった。

 

次に、ヘッセン州

当時、フランクフルトに住んでいたが、この街はあまり歴史的な建物は残っていないが、高層ビルが立ち並ぶあまりドイツらしくない都市だ。

でも、このときはすでに社会人だったので暮らしやすかった••••近所のスーパー22時まで空いてるし、土曜は買い物ができた。(日曜は例によらずお休みである。)

 

ドイツの週末は、そのおかげかけっこう静かなのだ。

そして、みんながお休みできる。

 

 

祝日

 

祝日も同様である。基本的にお店はやっていない。

ちなみに、祝日の数も州ごとに違う。

一番多いのがバイエルン州••••それでも9日/年くらいだ。

それに比べて、日本は祝日が多くていいね!

 

 

 

有給休暇

 

ただ、有給休暇に目を向けると事情が異なる。

ドイツは大抵28~30日/年くらいの有給が付与される。

これは勤続年数に関わらず、一律である。

そして、ほとんどのドイツ人が3~4週間のバケーションをとる。

仕事、まわるの?って思うけど、仕事はとまるか同僚がなんとかまわすかだ。

でも、だいたい止まるね。市役所ですら、担当者がお休みなので1ヶ月待てと言われたりした。笑

 

 

傷病休暇

 

ちなみに、ドイツ人は病気をしたときに有給休暇を消費しない。なぜか?

日本風に言うと、お医者さんにちゃんと診断証明書を発行してもらい会社に提出すれば、傷病休暇をとれるのだ。

もちろん有給休暇。

稀にこの傷病休暇の取得日数を確認されるのだが、「去年、休んでない」とか言うとそんなわけがないと言い返された。笑

結果、最低でも2週間くらいはとるひとが多いのか、2週間ということで妥協した。(←虚偽だよね、これ?)

 

 

 

番外編 ~バイト~

 

ドイツでは、通訳•翻訳、大学のチューター、日本料理やピザ屋•アジアンバー、エキストラ等色々なバイトをした。

 

どれも面白いし、出来高制や時給で決まっていたり、賃金形態は様々。わりがいいのはやっぱり通訳。大学生だったが、1日で300~600EURくらい稼げた。(食事つき、稼働時間も実質2~3時間)これはなぜかというと、ドイツ語通訳するときは、近年英語も喋れる必要があるので、ドイツ語と英語ができると通訳として重宝されるし、賃金も高い。

 

飲食でバイトをするとまかないやチップももらえる。

日本料理店でのバイトはドイツなのにおいしい日本料理が食べれて良かった。イタリアンでのバイトは、店長のイタリア人がめっちゃ面白いし、楽しかった。仕事終わりに、アイスくれたり焼きたてピザくれたり、そちらも良かった。

 

アジアバーは時給とチップでけっこう稼げた。あとオーナーのベトナム人家族がすごく優しかった。結果、ドイツの大学院時代はずっとこのバイトをすることになった。

 

ちょうどW杯がある頃で、そのときは大学の講義が試合のたびに休講になった。笑

ドイツ人はみんな試合を観るのである。

そのすきに、ワタシはバイトに入る。(でも、じゃぱんの試合は見たよ。)

 

なぜって?

お客さんが来なくて、超楽だから。

みんな試合を観ているせいか、お客さんが全然来ないのだ。

だから、試合日はキッチン•デリバリー担当メンバーとお店の裏で試合観戦してました。

店長が20EUR渡してきて、みんなのアイスを買ってきてと指令を出されたり。とっても楽しいお店だった!

 

あと、ありがたいことに、全然観光地じゃない街なのに時々日本人が来て、料理代以上のチップをくれることが何度かあった。いまでも感謝しても感謝しきれない。ありがとう••••おかげさまで、立派に(?)ここまでやってこれました。

 

さ~今日はこれから勉強したり、掃除したり、やることがたくさん。。。

平日休みを有効活用して、静かな週末を過ごすぞ!!!